私は大学を卒業してから地元の建設会社に勤めていました。
時代はバブルが終わろうとしていた時代です。新入社員として初めて配属になった現場で、いきなり帰りの時間が午前様になる生活がそこからスタートしました。地元では「現場代理人養成学校」と言われるほど、他の会社よりも厳しく大変な会社でありました。その会社ではビル・工場・店舗・病院など比較的大きな現場の管理をしてまいりました。

30を過ぎたのを機に、私の親父が創業をし現役で頑張っていた伊藤工務店に入社しました。入社後、まず戸惑ったのは住宅つくりで使われる『尺寸法』でした。以前の会社での寸法はミリでの表示でした。なんでもかんでもミリで表示し、伝え、打ち合わせをしていました。もう慣れるまで「？？？」の連続でありました。
そこから、住宅つくりではお客様との関わりがとても重要だ、ということを改めて感じました。工場やビルなどを造っている場合でも、もちろんお客様との関わりはありましたが、常にお客様のいる場所・生活の拠点を作るということは、それ以上に責任を感じながら、そしてお客様と一緒につくりあげていかなければならない大変な、とてもやりがいのある仕事だということもわかりました。

平成23年の12月に前社長から引き継ぎカネ立伊藤工務店の社長に就任いたしました。
長野県の真ん中で、冬厳しい寒さのこと土地で、ＦＰの家の素晴らしさを通し、お客様に喜んでもらい、末永く良きパートナーとして関わり続けられる人間関係を築き上げていくことが私の希望であり目標であります。

お客様にとって家づくりは一大事業です。その人生の節目に一緒に立ち会えることに感謝し、気に入って頂ける家づくりを精一杯していきたいと思います。

有限会社カネ立伊藤工務店
代表　伊藤浩巳